あとで説明する事情により、htmlのimgタグでgiessbach-schuhgilde.comの画像を下に表示してます。
画像をダウンロードしてアップロードするのではなく、この形で表示するのはOKだそうです。






























ロリス・ローゼンミュラーのシューズ。ギレスベルガー製。
（ギレスベルガーは今年から、製品ブランド名をロリス・ローゼンミュラーに戻したそう）

出品物は、シューズ、ギースバッハ純正ボックス、保湿バッグ（付属品完備）

giessbach-schuhgilde.comにて購入。

僕はロリス・ローゼンミュラーを複数購入した。
そのうちGipfel GSは一度も履かずに保管している。

先日のギースバッハ再開＆販売終了を受けて、履いていないものをだれかに譲ろうと思った。



● 仕様

ブロンベルグ製法、ダブルウエルト、トリプルソール

Model：Gipfel GS
Upper Leather：Gillesberger "Die Limitierte Auflage"
Sole：D.D.D.S "MASTER ALL TERRAIN PRO"
Shoelace：D.D.D.S "THE SHOE TIE"



● 状態

未使用

このシューズも含め、ギースバッハが販売するシューズには専用のアトリエでプレケアが施されます。

giessbach-schuhgilde.com/journal/care/

プレケアは20時間以上かけて行われ、鞣しで使われた成分にマッチしたケア剤をもみ込むようです。
とても入念なケアなので、その過程で多少のキズやシワが入ると事前説明されていましたが、個人的には全く気になりませんでした。


購入直後とこの出品前、計2回保湿バッグから出しただけで、使用していません。
もともとはコレクションとして長期保管して、何年か経ったら履こうと考えていました。



● 撮影について

ギースバッハのプレケアは神レベルと言われてますが、このプレケアサービスも商品価値の一部として重要だと思ってます。
受け取ったときの状態を可能な限り崩さず、ギースバッハからダイレクトで買ったように体験していただくため、保湿バッグから取り出して撮影することを避けました。

できるだけ保湿バッグから出して欲しくない派の人と、出して撮影して欲しい派の人がいると思います。
前者が多数だとは思いますが、場合によっては出して撮影することもありえます。あらかじめご了承ください。



● サイズ

UK7.5

サイズ感についての質問、お待ちしてます。

ギースバッハの以下のサイズチャートも参考になります。
giessbach-schuhgilde.com/exh/size/gg-j.jpg



● その他の商品説明

ブランドやプロダクトの詳しい説明はGiessbach Schuhgildeに書かれてます。

giessbach-schuhgilde.com




― 高揚感と余裕を与えるプロダクト


靴好きになってからずっと、天気予報を気にしていた。歩く場所を気にしていた。靴好きになる前よりも、いろんなものを怖がっていた。

だから、どうなってもいい"生贄"をストックしていた。そして、本当に履きたい靴よりも生贄の靴をたくさん履いた。

ロリス・ローゼンミュラーは、このマインドやこのライフスタイルを破壊した。


エルマー・ブロン氏は、ロリス・ローゼンミュラーを「荒れた路面や荒れた天候、ハードなアクティビティにさえ、美しい靴で立ち向かえることへの高揚感を抱かせる」と評価しているけれど、まさしくその通りだ。

天気予報も今日どこで何をするかも、何もかも関係ない。おれはこれを履きたいから、これを履く。

それを許容するプロダクト。


高級靴史上、ユーザーにこれほどの高揚感や余裕を与えたプロダクトは他にあっただろうか？

きっとなかったはずだ。



パラブーツを経験してからウエストンのゴルフやロジェを経験した。そして、そのあとにハントダービーを経験した。そのたびに階段を一段昇る感覚があった。

だけれど、いろんなシューズを買いつくしたら、どんな名品を買ってもこの感覚は得られなくなった。


何年ぶりだろうか。

ロリス・ローゼンミュラーを経験して、久しぶりにこの感覚を得られた。それも、一段飛ばしで一気に二段昇る感覚だ。

ふつうの高級靴がメルセデスベンツだとしたら、ロリス・ローゼンミュラーはブガッティやケーニグセグに相当するものだと思う。



他のユーザーのインスタ投稿で、このブランドがshoebrands700.comの最高ランクを獲得していることを知った。

このサイトが某掲示板で話題になっていた当時は流し見した程度だったけれど、まさか見返すことになって、自分が愛用するブランドが上位にあるとは...

きっと、同じような方もいるのでは？

僕はロリス・ローゼンミュラーを世界最高レベルのブランドだと思っているが、それは客観的にも支持されていると言えるだろう。




― なぜ出品することにしたか


先日、ギースバッハのサイトが再び公開された。

販売ページがなくなって、ギルド系作品を販売するという文言もなくなった。今後はギースバッハでのプロダクト販売はないようだ。


僕のフォロワーさんによると、今後はビスポークを日本からオーダーできるようにして、それをギースバッハの方々が仲介する形になるとのこと。

ビスポークを買えるようになるのは嬉しいけれど、僕のような普通の人は絶対に手が届かないプライスになるはず...

そうだとしたら、ロリス・ローゼンミュラーは実質的な意味では手に入らないブランドになったということ。



正直なところ、ギースバッハの再公開直後は「無理して複数買っておいて良かった」「このままストックしておこう」と考えていた。

そもそも、いつか買えなくなることを想定して複数確保したのだ。

だけれどギレスベルガーの記事を読み返して考えを改めた。


ギレスベルガーは、いろんなブランドに技術やデザインを公開している。いろんなブランドがギレスベルガーから支援を受けてシューズを作っている。

ギレスベルガーは業界全体を良くしようと動いているのだ。

彼らが作ったシューズを履くなら、彼らの利他主義のマインドを見習うべきだと思った。

一人でも多くの人がギレスベルガーのプロダクトを享受できるように履いてないものを出品することにした。



これから、これまでに販売されたシューズをプレ値で出品する人が出てくるだろう。

だけれど、僕はみんなが納得できるプライスで販売しようと思う。

利益を得るために出品するのではないことを示すためだ。

完全未使用品だが、他人を経由したものであることを踏まえて、大きく割り引いたプライスで出品することにした。


※ 売り切りたいとは思ってません。一定期間履きたい方が見つからなければ出品を取り下げるので、あらかじめご了承ください。